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2004年2月21日

どこかで誰かが見ていてくれる(福本清三)


大部屋の俳優として15歳のときから40数年。数々の映画やテレビドラマに出演してきた福本清三が、役者としての人生を語る。

いつの頃からか、テレビドラマに出ている一人の俳優の存在が気になり始めた。その人は、ほんの何秒かしかテレビに映らない時もあった。時代劇でも、出てきたと思ったらすぐに斬られて消えていった・・・。だが、あちこちの番組に出ていたのだ。「あ、また見つけた。」そう思っていた。彼の名は福本清三。NHKのドキュメンタリー番組で、彼の名前や、役者としての生活を知った。
今回読んだこの本は、テレビでは知ることの出来なかった彼の別の面を知ることが出来た。十数年前からファンクラブがあるということも知った。やはり見ている人はしっかり見ているのだ。数少ない貴重な役者の一人だと思う。

ゆこりん : 15:25 | 作者別・・ふ他