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2002年5月11日
宇宙のみなしご(森絵都)
親にかまってもらえない中学生の姉弟が、とんでもない遊びを思いつく。それは真夜中に他人の家の屋根に、気づかれないようにのぼること。やがて仲間が増え、彼らは4人でのぼることに・・・。
姉弟とそれをとりまく人々を、さわやかに描いた作品。「人は宇宙のみなしごで、ばらばらに生まれてばらばらに死んでいく。」という表現が印象的だった。 読後、心がほのぼのとしてきた。