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2001年12月28日
天上の青(曽野綾子)
天上の青(上)
ある夏の朝、雪子は朝顔の種を分けて欲しいという一人の男と知り合った。それがきっかけで時おり男は雪子のもとを訪れ、話をするようになる。優しそうな男だったが、実は彼は、次々と女性を襲い、殺しては埋めるという、恐るべき殺人鬼だった。
天上の青(下)
次々と殺人を続ける宇野富士男。彼はついに小学生の男の子まで手にかけてしまう。やがて彼は逮捕され、事件の全貌が明らかになる。雪子は妹や周囲の非難の中で、富士男のために弁護士を雇い、文通を始める。雪子の生き方考え方に、反発したり同調しながら読んだ、考えさせられる作品。