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1996年9月12日

雲の階段(渡辺淳一)


「偽医者」であることを隠し医療に励む男。しかし、彼がのぼっていく階段は、いつ地上に落ちてしまうかわからない、危うい「雲の階段」でした・・・。

うそにうそを重ね、男が最後にたどりつくのはどこなのだろうと先が気になる作品でした。うそをつくことがいけないということは知っているけれど、作品を読んでいくうちに、主人公に同情心がわいてきました。一気に読める作品でした。

ゆこりん : 23:35 | 作者別・・わ