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2005年10月30日

犬はどこだ(米澤穂信)


自分の思い描く人生。願ったとおりになるはずだったのに、挫折した。故郷に帰ってきた紺屋は犬探し専門の調査事務所を開設するが、飛び込んできた仕事の依頼は、人探しと古文書調査だった。しかもその二つの仕事は、微妙につながっていた。

人探しと古文書調査。それぞれ別々に調査していくが、しだいにつながりを持ってくる。佐久良桐子はなぜ失踪したのか?その原因となったものが分かったとき、現実にもありそうなことなので怖くなった。いやそれ以上に怖いのは、追い詰められた人間の反撃だ。まさに「窮鼠猫を噛む」。自分の身を守るためなら、人はどんなことでもやってしまう。二つの仕事が片付いたとき、そこからが本当のミステリーの始まりなのかもしれない・・・。

ゆこりん : 15:28 | コメント (6) | トラックバック (3) | 作者別・・よねざわほのぶ

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コメント

桐子が失踪した原因には恐ろしくなってしまいました。
現実にありそうだし、私に関してはかなり無防備だし・・。
ラストもまさかこんなにダークだとは思いませんでした。

投稿者 june : 2005年11月 4日 20:54

>juneさん
お久しぶりです。ご無沙汰してます(^^;
桐子の失踪原因はちょっと怖かったですね。
現実にもありそう・・・。
ラストも怖いです。感想にも書きましたが、
この作品のラストからが本当のミステリーのような
気がします。

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2005年11月 5日 15:10

ゆこりんさん、こんばんわ。
どうしてもうまくTBできませぬ・・。
何度かTBを送ってしまったので、
もしも後でTBが重なってしまっていたら、
余分なのは消してくださってかまいません。
お手数をかけてすみませんm(_ _)m

投稿者 june : 2005年11月 5日 23:10

>juneさん
TB、だめだったようです・・・。
サーバーの調子が悪かったのかしら?
1件も来てません(><)残念です。

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2005年11月 6日 13:22

こんにちは。お久しぶりです。
TBさせていただきました。
なんだかとっても怖いお話でしたね。読後感のなんともいえなさが
すごく印象的でした。
今米澤さんの「さよなら妖精」を借りています。こちらも
どんな作品か楽しみです。

投稿者 mamimix : 2005年11月26日 16:38

>mamimixさん
最後、本当に怖かったです。
犬探しはできなかったので、続編ではぜひやってほしい
ですよね♪

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2005年11月27日 17:38