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2002年8月26日
青空のむこう(アレックス・シアラー)
交通事故で突然死んでしまった少年ハリー。彼は「死者の国」で、150年もの間母を探しているアーサーに出会う。アーサーは、やり残したことがあるというハリーを連れ、「生者の国」へと向かった・・・。
果たしてハリーはやり残したことを解決できるのか?思いを遂げたあと向かう「彼方の青い世界」とは?この本を読んだら、自殺する人が減るのではないか・・・。そんなふうに思った。人間はどんなにつらいことがあっても生きていかなければならない。そうでなければ、生きたくても生きられずに死んでいった人たちに申し訳ない。
この本は、命というもの、生きるということ、それがどんなに大切なものなのかを、あらためて教えてくれた。