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2001年7月15日

地下鉄(メトロ)に乗って(浅田次郎)


ある男が地下鉄に乗った時、ふとしたはずみでタイムトリップし、過去の父や兄の姿を目撃してしまう・・・。それは、30年前の自殺直前の兄の様子や、自殺した本当の理由、父の過去
-父自ら封印し、決して語ることのなかった過去-をも知ることになることだった。

過去、それがどんなに悲しくつらいものであっっても、決して変える事はできません。しかし人はそれらをしっかりと受け止め見すえることで、未来への確実な一歩を踏み出すことができるのです。この本はそれを私達に教えてくれていると思います。ラストはとても切なく、思わず涙が出ました。心が揺さぶられるような本でした。

ゆこりん : 16:02 | コメント (6) | トラックバック (1) | 作者別・・あさだじろう

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地下鉄(メトロ)に乗って 長谷部真次は小さな下着メーカーに勤める会社員。 真次は子供の頃に、兄を失っていた。 その原因となった父を恨み、家を出ている... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年10月29日 14:39


コメント

こちらにも失礼致します^^
こんにちは。TBさせていただきました。
素敵な話でしたね~感動でした。
真次が逃げることなく過去を知った事は、これからの生き方にも影響していきますよね^^
でも、まち子が可哀相でしたね~

投稿者 苗坊 : 2006年10月29日 14:40

>苗坊さん
( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
かなり前に読んだ作品で、感想もあまり
書いていないのにTBありがとうございました。
映画化されましたね~。どんなふうに映像化されたのか
気になっています(^^;

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2006年11月 1日 18:12

DVDを観ました。映画と原作は違う作品、と捉えた方が良い事も多々あります。原作では長男は自殺だったのですね。映画では少し違いました。でも何度もジワッとさせられました。自分達の知らない時代を強く一途に生き抜いた父の姿は愛おしく思えました。近いうちに原作も読んでみなくては…と思わせてくれました。

投稿者 Maria : 2007年9月10日 23:52

>Mariaさん
映画は自殺ではないのですか!?
知りませんでした・・・。
じゃあ、どういうふうに話が展開していくの
かしら???
原作、すごく感動しました。ぜひ読んで
みてくださいね~(^▽^)

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2007年9月12日 14:28

ゆこりんさん、兄は若くして亡くなるには亡くなったのですが…もう一度チェックして見ましたら、自殺だったのかもしれない…と思いました(汗)。父との進学に関する意見の相違、言い合い、母から知らされた事実と受け止められない心、が渦巻いて走り出してしまったのです。いずれにせよ、メトロが織りなすタイム・スリップの旅はまだ大人になっていなかった兄から慎次へのmessageだったのでしょうね。

投稿者 Maria : 2007年9月13日 07:55

>Mariaさん
わざわざチェックしてのカキコどうも
ありがとうございました。
この作品、もう一度読んでみたいです。
その前に積読本を・・・(^^;

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2007年9月13日 14:16