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1998年5月 7日

孤高の人(新田次郎)

昭和初期、裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった「単独行の加藤文太郎」。実在の人物を主人公にした作品です。「孤独」というより「孤高」と呼ぶにふさわしい彼の生きざまは、この作品を読む人全てに感動を与えずにはいられません。長く心に残る作品です。

ゆこりん : 23:25 | 作者別・・に