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2005年12月12日
テロリストのパラソル(藤原伊織)
新宿中央公園で突如起こった爆発事件。その事件はその場に居合わせた島村の過去を引きずり出していく。はたして22年前の事件と関係があるのか?そしてこの爆発事件の犠牲者の中には・・・。江戸川乱歩賞、直木賞受賞作品。
衝撃的な事件からこの物語は始まる。軽快なテンポで話が進み、読み手をぐいぐいと作品の中へと引き込む。二重三重に絡む人間関係が、この作品にさらに面白さと深みを与えている。それにしても、人間の思いというのは歳月を経ても色あせないものなのか?それが恨みならなおさらなのだろうか?ラスト、失ったもの以上に得たものがないことに、むなしさを感じた。
ゆこりん : 16:45 | コメント (2) | トラックバック (1) | 作者別・・ふじわらいおり
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タイトル:テロリストのパラソル
著者 :藤原伊織
出版社 :講談社文庫
読書期間:2006/03/07 - 2006/03/8
お勧め度:★★★... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年4月 7日 13:36
コメント
ゆこりんさん、こんばんは♪
この本、読みましたよ。
受賞した年ぐらいに。
でも、殆ど覚えていません^^;
賢い高学歴の人が意外な人生を送ってしまう話でしたっけ(笑)
二つも受賞してるのにね。覚えてないなんて…。
何を読んでるのでしょうかわたしったら(笑)
うん、たしかに、虚しいラストだったような気がします。
投稿者 short : 2005年12月13日 20:05
>shortさん
(^コ^)(^ン^)(^ニ^)(^チ^)(^ワ^)
以前から読みたいと思っていた本でした。
うーん、覚えていないというのも分かるような気がします。
私も何年かたったら忘れそう・・・(^^;
それにちょっと納得できない部分もあったし。
期待していたほどではありませんでした。
面白いことは面白かったんだけどね・・・。
投稿者 ゆこりん : 2005年12月14日 15:24