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2004年3月 3日
幻夜（東野圭吾）
阪神大震災の日、借金返済の催促に来た叔父を殺した水原雅也。それを目撃した新海美冬。二人で夜の闇の中を歩いて行こうと言った美冬を信じ、雅也は行動を共にした。だが、その夜は幻だったのか？彼女の本当の目的は？
巧妙に組み立てられたストーリー。美冬のしたたかな生き方に翻弄される人々。
東野作品を久々に堪能した。彼女の正体は？目的は？最後まで読者をひっぱっていく力量は、さすが東野圭吾だ。美冬を信じ、一緒に歩んでいると思っていた雅也。その全てが幻だとしたら？夜の闇の中にいるのが二人ではなく、実は自分一人だけだったとしたら？雅也の苦悩は深い。どんなものでも利用し、邪魔なものは全て排除しようとする彼女のしたたかさは、いったいどうして生まれたのか？彼女の本心もまた、深い夜の闇の中に隠されたままだ。「できるなら続編を。」そう願わずには、いられない。読みごたえのある、面白い作品だった。
ゆこりん : 14:19 | コメント (6) | トラックバック (3) | 作者別・・ひがしのけいご
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» 『幻夜』 東野圭吾 集英社 from みかんのReading Diary
幻夜
ネタバレがあるかもしれません･･･未読の方はご了承ください。
１９９５年冬、水原雅也の父の葬式を行うその日に阪神淡路大震災が起きた。借金の請求... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2004年9月10日 12:42
» 『幻夜』東野圭吾 from ひなたでゆるり
幻夜東野 圭吾集英社2004-01by G-Tools
1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。狂騒の中、男と女は出会った。美しく冷徹なヒ... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年1月24日 16:23
» 『幻夜』 from Analogue World Traveler
『白夜行』の続篇的小説。
阪神淡路大震災──数奇な運命が二人を結び付けた。罪を犯した男が、残酷で美しい女に翻弄されながら、幻夜を彷徨う。男が... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年3月22日 09:35
コメント
ゆこりんさん、こんにちは！
ゆこりんさんの感想を読んで、雅也のことを考えてました。
雅也の気持ちを思うとますます憂鬱になってしまいます。
「白夜行」とは漂う空気が違っていて別の意味で
印象深い作品でした。深いですよね。
続編の話しをちらほら聞くのでちょっと楽しみではあります。
投稿者 リサ : 2006年1月24日 16:30
＞リサさん
( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
雅也はやっぱりかわいそうな気がします。
利用されるだけ利用されたという感じがして。
続編の話、出ているんですか？
そうだとしたらすごく楽しみです♪
((o(^∇^)o))わくわく
投稿者 ゆこりん 
: 2006年1月24日 20:41
おはようございます。
本当におもしろい本でしたね～～～♪
私も、続編をねがうばかりです！
ゆこりんさんは、たくさん東野さんの本をお読みですね！
私も、一気に東野ファンになってしまいました。
これからの本選びの参考にさせてくださいね♪
投稿者 ゆう : 2006年2月16日 09:27
＞ゆうさん
こんばんわぁ♪o(^-^ o )(ノ ^-^)ノ
東野さん、いいでしょ～(o^-^o)
私も大好きです。おすすめの本はたくさんあります。
東野作品を読んで、熱く語りましょう！！o(*^▽^*)o
投稿者 ゆこりん : 2006年2月16日 21:59
こんにちは。『幻夜』読みました。この作品も面白かったです。
是非続篇読みたいです。ちょっと不完全燃焼気味なので・・・。
投稿者 tamaki : 2006年3月22日 09:44
＞tamakiさん
( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
この作品を読むと絶対に次はどうなるのか
読みたくなりますよね。
続編を望む声は多いみたいなので、東野さんも
考えてくれているのでは？と期待しています♪
投稿者 ゆこりん : 2006年3月22日 20:29